台湾の書画鑑定の権威、葉国新が台北市警察署で偽造鑑定のコツについて講演

胡適や張大千などの巨匠の真作を鑑定した台湾の芸術鑑定の権威、葉国新博士は、5日、台北市警察局長鑑識センターに招待され、警察の鑑識担当者とともに古書画鑑定の知識やコツを共有しました。参加した警察官たちは、講演を受けて多くの有益な知識を得たと感じました。
葉国新博士は20年以上にわたり芸術鑑定の分野で権威を築いており、十年以上を費やして国内外の主要な博物館を訪れ、第一手の書画真跡を研究・調査し、国内初の体系的な鑑定学の専門書『墨海春秋―古今書画芸術鑑蔵研究』を執筆しました。
また、葉国新博士は、英国で「芸術鑑定学」の博士号を取得した初の学者であり、刑事警察局鑑識科の「書画鑑定講師」にも就任しています。長年にわたり、世界各地のオークション会社で書画作品の鑑定を行っており、警察はその専門知識に基づき、不定期で彼を招き講演や関連知識を伝授してもらっています。
参加した警察官によると、葉博士は5日の講演で、書画の筆跡、墨跡、紙質、偽造の手法や欠点について専門的かつ分かりやすい解説を行い、第一線で働く警察官たちに書画鑑定についてさらに深い理解を提供しました。彼は大きな成果を感じ、この経験を自分の部署に持ち帰り、他の刑事担当者と共有したいと考えています。
[感謝:中国時報の記事]