墨海春秋─古今書画鑑賞の新刊 │ 企業サービス │ C8消費ウィンドウ │ 工商時報

文/陳愛珠

「墨海春秋-古今書画芸術鑑蔵研究」は、葉国新博士が十数年をかけ、世界中の有名な博物館を訪れ、第一級の書画資料を収集し、さらに書画家やその弟子、家族を直接訪問して貴重な一次資料を得た成果である。本書は、西洋美術創作の方法論を理論基盤とし、独自に構築した「絵画/書法真贋評価表」を全体の構成軸とすることで、神秘的とされる芸術鑑定を科学的かつ論理的に解析している。

台湾で初めて、学術性・体系性・論理性を備え、市場分析も深く掘り下げた、古代および近現代の書画鑑定学専門書となる「墨海春秋-古今書画芸術鑑蔵研究」。本書には、世界各国の博物館から収集した約2,000点の画像を収録し、真跡に最も近い基準で印刷。また、偽造防止技術を採用し、書籍内の図版や文章が盗用されるのを防止している。長期保存を考慮し、書籍の外箱には高価な堅牢木材を使用し、破損・変形・虫害を防ぐ工夫も施されている。

葉国新博士は、華人として初めて英国の「芸術鑑定学」博士号を取得した専門家であり、刑事警察局鑑識科などの公的機関で書画鑑定講師を務めた経験を持つ。長年にわたり、世界中のコレクターやオークション会社のために書画作品の鑑定を行い、芸術家・鑑定士・オークショニアという多重の役割を担ってきた。さらに、世界の著名なオークション会社で書画部門の鑑定顧問を務めるほか、「墨海楼国際芸術研究機構」およびアジア初の「芸術鑑定博物館」を設立。芸術図書館と融合した新たな複合施設として、芸術交流と普及に尽力し、閲覧性・専門性・交流性・教育性という四大機能を兼ね備えている。

ニュース提供:工商時報